理研600人は何処へ?!_05_全集中_第2編

畑の管理人ニンジン🥕です。

 

先日、ヒトゲノムが完全に解読されたらしい。2003年にはまだ8%が解読されていなかったなんて知らなかったですね、これで、より、遺伝性の認知症だったり、病気、または人間の進化、そして、隠れた機能なんかもわかっちゃうかもしれませんね。夢がありますね。いつか実現したらば凄いなーって言う夢です。

 

これがサイエンスに携わっている方の憧れですけど、企業に勤めてると冷めていくのは事実ですね。チマチマやるのが嫌になっちゃうんですよね。さっとやって、パッとわかる事が大切なんですけど、なかなか、基礎研究では、難解なことやってますからね、わかりずらいし、何に使えるかもわからない海千山千だと、何のためにやっているの?趣味ですか?って話になってしまいますね。

 

それが、理研に限らず、研究者が蔑ろにされちゃう理由でしょうね。

 

ゼロからイチを生み出せたり、技術を作れるのはサイエンスに関われる貴重な人なんですけどね。ただ、人口比で考えると、圧倒的に、それ以外の人が多いです。日本は多数決の世界、声が大きい人、数が大きいとそっちに流されます。あまり考えなくても、みんなと同じことをやっていれば無難に生きていける社会ですからね。

 

そこにおさまらないのも、おさまりたがらない方がサイエンティストには多いですよね。変わっていると言う事になります。

 

私もサイエンティストの端くれです。モノとして世の中に出していきたい想いで会社に入りました。基礎研究もやってますが、早くお金になりそうなテーマ選定として、事業化に持っていける開発に近いことがやっぱり多いですよね。原理は後でという感じです。とにかく、速さを求められますからね。

 

一番問題なのは、どこの世界でもあることかもしれませんが、人のやったことをあたかも自分でやった事のように語り出し、成果を得る軍団です。別な意味で頭が良い人ですね。

 

もっと、自分がやった事なのですから、誇りと自信を持って、アピールして、そのプロセスを一緒に作り上げるパートナーが必要ですね。良きパートナーに出会えれば、上手くいきます。成果も共有できます。組織でもできます。

 

サイエンティストが黒子で終わる時代ではないのですけど、余り目立ちたくない方が多いですよね。謙虚で若々しくて、優しい方が多い。私もそうです笑

 

ただ、研究者、技術者は、引く手数多になると思います。残念ながら、どこにでもいる、成果を吸い上げる人は綺麗にまとめたりアピールするのが上手ですけど、自分では何も作れません。ゼロからイチは作れないです。

多くの人はそうなので、うまくやっているように見せる為には、ながーくかかるのを待つだけじゃなくて、既に出来ている既存のモノを組み合わせて、足し算や掛け算や割り算、引き算で考えれば、無限の組み合わせが出来るから、作らなくても良いんだよー。と、返答が来るかもしれませんけどね。うまく組み合わせるのは得意ですから、それで、出来上がる技術ってのもあるわけなので。否定はできませんよね。

 

サイエンスゼロや面白い番組、面白いことをやってる人は沢山います。夢を持てます。発明は1夜にしては出来ません。それを誇りに、長く続けて日の目を見ると思って大事に出来るのが、この限られた方々なんだと思います。

そうこうしているうちに、きっと期限が来て解雇されてしまうんでしょうけど、見えていないものを信じる事は詐欺でもありますからね。夢を持てるかでしょうかね。

 

最後に、私の父もサイエンティストですが、昔話していた事を思い出しました。世の中を動かしているのは、文系の方なんだよね。と、、、そこに、サイエンティストの方も対応して行かなくてはいけない考え方があるのかもしれませんね。

 

今日は、長雨から1夜明けて厚い雲が少し無くなりました。一筋の日差しの切れ目が街を照らしていますね。植物と違い無機物は変化しませんから雨も風も必要ないですが、洗い流されて綺麗に見えます。空気も花粉が落ちて清涼な感じを受けます。青空も見えます。そんな事を感じながら、スイスイ歩いています。

綺麗なものはサイエンス抜きでも、理論抜きでも綺麗ですね。色々な人がいて、色々な考え方がある世の中だから面白いんですよね笑

楽しみましょう!エンジョイ😎